緊急事態宣言が全国で解除されて、ぼちぼち出社勤務に戻る方々も多いかと思いますが、新しい生活様式、ニューノーマル、With/After コロナ、という言葉での議論の中で、今後も在宅ワークやテレワークが推奨されており、「在宅ワークはもうこりごりだよ…」、「早く居酒屋で飲み会したいよ…」という方も多いのではないでしょうか。

そこで個人的に在宅ワークで生産性を向上させる一番の方法と感じている音声入力と、それをさらに向上させるヘッドセットの併用について紹介します。
テレワークやオフィスワークでも活用できる部分があると思いますので、ぜひご一読ください。
- 非常時の在宅ワークでモチベーションが上がらず、生産性が落ちていると感じている方
- 今後も在宅ワークやテレワークを続けて、生産性を上げて快適にしたい方
- Web会議で音に関するストレスを抱えている方
- 家族がいるけどリモート飲み会を楽しみたい方
- どんどん新しい技術を取り入れたい方
- 音声入力って昔はまったく使いものにならなかったよ?という方
- コミュニケーションでF2Fや電話に重きを置く方
この最後に該当する方は特に音声入力と相性がいいはずです。その理由は最後に説明します。
あとこれって、ブロガーも時短に役立ちますよね。
音声入力とヘッドセットの活用で何が起きる?
在宅勤務の一人きりという環境は、モチベーションを上げづらいというデメリットがありますが、その反面、音に関しては邪魔が入らないというメリットもあると思います。
そこで音に着目して、音声入力とヘッドセットを活用すると仕事がガラッと変わります。
- タイピングの倍くらいの速度で文字入力できるので、文書作成やメール・チャットが早くなる
- 手は他のことに使える
- Web会議で周りの雑音が入ってこない
- Web会議の音が外に漏れない
- 小声でもWeb 会議ができる
1と2はまさに生産性向上の部分で、このあと詳しく説明していきたいと思います。
3~5は快適にWeb会議を行なうためですが、特に家族がいる方はこんな経験ありませんか?
3. 子どもの声が入って、はじめは会議が和んだが、度々のせいか会議の空気が悪くなっていると感じてきた
4. 会議の音が漏れて、家族のストレスが溜まっている
5. リモート飲み会に参加したいけど、子どもを起こしてしまわないか心配で、参加できていない
先にメリットとして挙げたものが、反対に家族に対しては音エチケットとして気を付けなければならないということですね。
これらの大部分はヘッドセットを用いるだけで解決できますので、説明は割愛させていただきます。
用意いただくもの
- パソコン(高性能の必要なし)
- ヘッドセット(あると精度が上がる、幅が広がる)
- スマホ(あると幅が広がる)
インストールするソフトやアプリはありませんので、会社で配備されているパソコンでも大丈夫なはずです。ただし後述しますが、情報管理の観点では注意が必要です。
また、ヘッドセットを持っていないという方もスマホで代用できる部分があります。
音声入力の方法
音声入力の選択肢
私の知るところでは、提供されているサービスとしては以下の主流な選択肢があります。
- Appleの音声入力
- Googleの音声入力
- Windowsの音声認識
- その他の音声入力ソフトウェア・アプリケーション(詳しくは知らない)
この中で実用的なのは上位2つで、音声入力単体として精度と機能の面で順位付けしています。
家電芸人がiPhoneの便利機能で紹介していたので、スマホに搭載されていることを知っている方は結構多いのではないかと思いますが、パソコンでも使えるということを知らない方が多いのでは?と思ったのが、この記事のきっかけです。
なお、ご使用のコンピューター・スマホ(Windows、Mac、ChromeBook、iPhone、Androidなど)との組み合わせで順位は前後すると思いますが、ここでは仕事としてパソコンをメインに使用する場合を想定して、おすすめを紹介していきたいと思います。
ちなみに、Windowsの音声認識も便利だと言っている方もいますが、見た目のように一時代前の性能のため、精度が低くストレスフルで実用的ではありません。この理由も後述します。

パソコンでの使用方法
まず一番のおすすめ、パソコンを使う音声入力について紹介します。これが一番省力化できる方法だと思います。
使用するのはChromeとGoogleドキュメントです。これでパソコンでGoogle音声入力が利用できます。他のブラウザでは音声入力を使えないはずです。
ChromeでGoogleドキュメントを開くと、「ツール」に「音声入力」という機能があります。「Ctrl+Shift+S」でも呼び出し・停止・再開ができます。呼び出すとマイクのアイコンがポップアップされて、クリックしたり前述のコマンドでマイクをオンにするとGoogle音声入力を利用できます。

残念ながら日本語の場合は音声入力で句読点や改行する機能がまだありませんので、あとで修正する必要があります。
私の場合は一文を入力したら「Enter」を押して改行するようにしています。
音声入力の精度
ここで音声入力の精度について説明します。
3.1の順位付けのように、現時点ではAppleとGoogleの音声入力の精度が高いと言われています。これらはクラウド上で処理しているため、蓄積されたデータによって精度が高い反面、情報漏洩の懸念は拭えないので、機密情報を扱う場合には注意が必要だと思います。(ご使用はご自身のご責任でお願いします。)
前述したWindows音声認識はWindowsに備え付けのソフトウェアで、フィードバックを収集しているようですが、クラウド処理ではなくアップデートにあまり力を入れていないのか、精度が前時代的になっています。
そこで、恐らくWindows PCが多いであろう一般企業にお勤めの方々が、パソコンだけで精度の高い音声入力をするには、前述のようにGoogleのサービスをおすすめします。
それでは、実際に音声入力したものを見てみましょう。
パソコンとヘッドセットの場合
社内で周知する際に作成したものですので、この記事とは少し内容が違います。

黄色でハイライトした部分は変換ミスがあり、実際の投稿では修正した部分です。個人情報の部分はカットしましたが、固有名詞や普段あまり使わない言葉は変換ミスが多いですが、ほとんど思い通りに入力できています。
この時は句読点、括弧、漢字・かな・英語の好みなどを調整して、すぐに投稿しました。この分の音声入力に掛かった時間は5分弱です。考えながらやり直した部分もあるにしては早くないですかね?
パソコンのみの場合
一方で、パソコンのマイクで音声入力してみるとこうなります。

一文の出だしや終わりが上手く拾えていないのか、ヘッドセットより変換ミスや抜けが多く生じています。近くで雑音を出してしまうと、声と誤認識して話に詰まったような入力もされてしまっています。
ハキハキと喋ったり物音を立てないように意識しましたが、このような結果です。
従って、精度が高くなり、周りの雑音に強くてストレスが少ないヘッドセットとの併用をおすすめします。
スマホの活用術
前述のようにiPhoneやAndroidのスマホにはそれぞれ音声入力機能が備わっています。
iPhoneならば日本語の場合でも音声入力で句読点と改行の機能があり、これがAppleを1位にした理由です。(最近はMacにも搭載されたみたいですね。)
ヘッドセットがない方
今はまだヘッドセットがないという方におすすめなのが、クラウドノートサービスとスマホの音声入力の活用です。
- Googleドキュメント
- Microsoft OneNote
- EverNote
クラウドノートにスマホで音声入力して、パソコンで同期されたものを確認する方法です。
同期のラグがネックですが、OneNoteで活用している分にはまだ実用の範囲内と感じています。精度は同程度ですし、OneNoteの場合はページ管理が便利だと感じています。
私はブログネタを書き出すときは、ソファーに寝っ転がりながらこの方法でやってます。
その他のスマホ活用術
チャットはスマホで音声入力するのが楽です。
あと、パソコンで資料を参照しながらスマホで文字入力が出来るので、モニターが小さい・少ない在宅環境に役立ちます。
プライベートでは、読書で気になった部分を音声入力でメモするのが便利だと感じています。
スマホだけでもマイクのように使用できますが、ヘッドセットがあると手が空いて画面を確認しながら音声入力できますし、精度も上がるので、ご用意されることをおすすめします。
ヘッドセットってどれがいいの?
ヘッドセットと言っても様々なタイプがありますが、どのタイプを買うといいの?という方に参考の情報です。
私は完全ワイヤレスイヤホン(カナル型)と呼ばれる、イヤホンどうしも繋がっていないものを使っています。口コミとコスパが良さそうなものを探してネットで買いました。
音楽鑑賞用に買ったのですが、一応ヘッドセット機能(ハンズフリー通話機能とも呼ばれる)がついていて、マイクのノイズキャンセル機能もあるものを選びました。
片耳タイプのヘッドセットやスタンドマイクのほうが精度が上がるかもしれませんが、個人的にはこれで充分です。
音楽を聴く分にも音質はそこそこ良いですし、仕事が快適になるならばいいやと考えて仕事にも活用しています。
まとめ
この記事もほとんど音声入力で書いたので、捗って長くなってしまいましたが(笑)、この情報は社内でもウケが良かったので、皆さんの在宅ワークなどのお仕事に役立つだろうと思って、紹介させていただきました!
- 音声入力はタイピングより倍くらい文字入力が早くなる
- 「Chrome×Googleドキュメント=Google音声入力」が今のところおすすめ
- ヘッドセットを併用して精度を上げると生産性がより向上してストレスが減る
- スマホでも結構同じことができる
- 個人的にはワイヤレスイヤホンでも十分
よし、ちょっと試してみよう!という方にアドバイスを付け加えると、最初は「慣れてないからかタイピングのほうが早いや。。。」 ってなりがちですが、初めは恐る恐るですから期待するほど早くないのは当然だと思います。ただ、
音声入力システムの程度がわかってきて、どこまで早口でもいけるか、どの程度の誤変換ならOKとするかなど、バランスが取れてくると早さを実感できると思います。
ぜひ、すぐにあきらめずにトライしてみてみるといいと思います。
ところで、最初に特におすすめする方は「コミュニケーションでF2Fや電話に重きを置く方」とした理由ですが、そういう方々って、
「だって、話したほうが早いでしょ」
とか言いませんか?
私もよく言います。だって、時間当たりの情報量が圧倒的ですからね。それならば文字入力も話したほうが断然早いですよ~!ってことでした。
以上、音声入力とヘッドセットのすすめでした!
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